一時は国境を封鎖し、島内感染者0をにしたフィジー。しかし、デルタ株の蔓延やマスク不着用などの要因で、感染者数は増加傾向にあります。
今回はフィジー×コロナウイルスに関連した2つの英字新聞を翻訳した記事です。
今回抜選した2つの記事は、両方ともFiji Sunという現地フィジーの大手新聞会社から発刊されたものです。
複数の記事を同時掲載する事によって、読者が早く多くのフィジーのコロナウイルス関連情報を得られるので、2つ記事を翻訳掲載しています。
出典:
https://fijisun.com.fj/2021/07/15/nobody-who-is-fully-vaccinated-died-from-covid-19/
コロナワクチン完全接種が生死を分ける!?
現在コロナウイルスデルタ株の陽性件数が増加傾向にあるフィジー。それに伴い死亡者数も増加中であり、フィジーの健康省は死亡者がワクチン接種済みかどうか公表すると発表しました。
フィジー コロナ死亡者がコロナワクチン接種済みかを公表へ
フィジー健康省、常任秘書 Dr. James Fongは ”コロナウイルスのワクチンを完全に接種し終わってる人は、現在まで誰も死亡していません”とコメントしました。彼は、”健康省のレポートでコロナウイルスの感染で亡くなった59人の内の9人は、1回目の接種しかしていなかったと述べ、それに加え、”2回接種が終了している人は、誰も死なない”とコメントしたDr.James Fongは1回目の接種完了で入院の可能性を32%下げ、2回完全接種完了で92%まで入院の可能性を引き下げる”と述べました。
今後、現地新聞Fiji Sunはコロナウイルスの情報を更新する際、コロナウイルスで死亡した人がコロナウイルスのワクチンを接種していたかどうかも同時に発表します。
Dr.Fongは”コロナウイルスに対しての免疫ができるまで、2回目の接種終了後2週間の時間を要します”と述べています。
上に加えてDr. Fongは”4月5日から16日の間にアストラゼカ社の1回目のワクチンを接種した人は、早急に最寄りのワクチン接種会場に行くことを強く推奨します”とコメントしています。
最後に、Dr. Fongは“2回のコロナワクチン接種は、重篤化、入院そして死亡する確率を下げる最も効果的な予防策だ”、と加えました。
アストラゼネカ社コロナワクチン 12週間間隔を8週間に短縮
通常12週間間隔で2回目接種のアストラゼネカ社のワクチン。研究結果で8週間間隔でも12週間間隔と同程度の免疫効果が得られるとして、2回目接種までの間隔が短縮されました。
コロナワクチン接種間隔を短縮する目的とは
アストラゼネカ社のワクチン接種者は、1回目から2回目を受けられる間隔が12週間から8週間に短縮されました。
この決断はフィジーの健康省によって下されました。健康省による最新の調査で、1回目を受けてから最短8週間でも、以前の間隔基準12週間と同程度のデルタ株に対する免疫を作ることが判明しました。
上記に加え、早期ワクチン接種はコロナウイルスの重篤化、重篤化による入院、そして死に至らないための免疫にも効果的という事です。
1回目のワクチン接種を受けた人は、接種8週間後に12週間間隔で2回目接種のリマインダーをテキストをで受診します。
フィジーの健康省は、基本的に1回目のワクチン接種から最低でも8週間空け、それより短い間隔の人にはワクチンを提供しないと明言しています。
2回目コロナワクチン接種予定者は、近くのワクチン接種会場に足を運ぶ事ができます。
まとめ
いかがでしたか?
一時期は島内感染者を0人抑える事ができたフィジー。しかし、マスク着用を拒否する人やデルタ株の急速な蔓延により、再びロックダウンをせざるを得ない状況になってしまいました。
しかし、そのような状況に対応するためにワクチンの1回目接種から2回目接種の間隔を短縮したり、街に出られる時間の制限を設けるなど国を挙げて対応に当たっています。
日本に比べ、医療制度は決して整っているとは言えない環境のフィジー。フィジーだけに対してではないですが、一刻も早いコロナウイルスの沈静化を願っています。
副作用や効果、予約が取れないなどの面で、接種すること自体に対して賛否両論のあるコロナワクチン。皆さんは接種予定ですか?
出典:
https://fijisun.com.fj/2021/07/15/nobody-who-is-fully-vaccinated-died-from-covid-19/