2024年11月20日、兵庫県立小野高等学校ビジネス探究科2年生を対象としたJICA海外協力隊によるオンライン特別講義に、Social Innovation Fiji(SIF)の代表である川上晃史がゲストとして登壇しました。本講義は、生徒たちに国際的な視野を広げ、ビジネスを通じて社会課題解決を目指すきっかけを提供することを目的としています。
川上氏は、フィジーの社会課題とその背景について紹介し、特に「援助慣れ」の問題と、それに対応するために現地で進めている取り組みについて説明しました。講義では、地域の課題に対して住民が自主的に行動する力をどう育むかについて、生徒たちと活発な意見交換を行いました。
また、生徒たちからは、「フィジーは発展途上国でありながらも幸福度が高い点に驚いた」「支援が必ずしも自立を促すとは限らないという話が印象的だった」といった感想が寄せられ、異文化や持続可能な支援について深く考えるきっかけとなりました。
SIFは、地域コミュニティや教育機関と連携しながら、未来を担う若い世代が世界の課題に向き合う力を育む活動を続けています。本講義を通じて、日本の若者にフィジーの現状を伝え、持続可能な未来を共に描く第一歩となりました。
Social Innovation Fijiは今後も、教育の場を通じてグローバルな課題解決を支援してまいります。