この記事を読んで下さっている皆さんは、今ちょうどインターンを探している方々かも知れません。
インターンは実際に働く前に経験を積んだり、就職活動に有利になったり多くのメリットがあるのでおすすめです。
皆さんも色んな軸を持って、インターン先を選んでいることかと思います。
ところで、皆さんは次のような2つの募集があったらどちらを選ぶでしょう?
- 募集人数50名 時給2,000円
- 募集人数1名 給与なし
もし1を選んだ方は、厳しいようですがインターン自体もう一度考え直した方が良いかも知れません。
きっと皆さんはインターンで何かしらの結果を得たいのだと思います。
給料欄を見て結果の出るインターンと出ないインターンを見分ける方法。
タイトルの答えは、給料欄を見て高いか低いか気にしているようでは、結果は出ないということです。
給料欄からはそのインターン募集の、企業側の思惑を読み取ることができます。
給料が高いことが気になってしまった方は、インターンで何を得たいのかがまだ曖昧です。
何を得たいのか曖昧なままインターンに申し込んでも、採用されずに苦しむか、採用されたとしても得られるものが少ないです。
この記事を読んでいただければ、インターンをより充実させるための考え方を知ってもらうことが出来ます。
ちなみに僕はいわゆる大手企業で経営戦略部門で働きながら、就活のシーズンには採用面接もしています。
面接をしているとインターンをしていたという学生さんにもお会いしますが、話を聞いてみると
“インターンはしてるのに得たものが少なくてもったいない”と思うことがあります。
今日は皆さんがもったいないインターンをしないようにするにはどうしたら良いか、についてお話したいと思います。
インターンで給料は得られるのか?
この記事では「具体的なインターンの給料について」というよりは「インターンを選ぶ時に本当に考えて欲しい内容」をお伝えしたいと思います。
インターンの給料があまり大事ではないことを知っている方は、この項目を読み飛ばしていただいて大丈夫です。
1dayや短期インターンの給料
1dayや短期インターンの場合、無給であることが多いです。
なかにはワークショップをしてインターン生で競わせ、優秀なインターン生に報酬を出してくれる場合もあります。
インターン生のモチベーションアップには繋がるかも知れません。
ただ集まってくるインターン生のモチベーションが「報酬を得ること」になっているインターンを選んでしまうと、インターン自体が方向性を失ったものに参加する可能性があるので注意が必要です。
長期インターンの給料
長期インターンの場合は給料が出るケースが多いです。
長期になると実践的な業務も入ってきます。
なぜ長期インターンで給料が出るのかはこのあと説明します。
具体的にインターンではいくら給料が出るのか
インターンの給料は具体的にいくら出るのでしょうか。
企業側の意図によって様々ですが、出してくれるところでは、およそ1,000~2,000円とされています。
これはあくまで参考情報ですので、給料が本当に気になって仕方がない方は詳しいサイトで調べてみてください。
インターンで給料を気にする前にちょっと考えて欲しい
ここから本題に入ります。
企業がインターンを募集する意図とは?
インターンを募集する企業側の意図は大きく3つあります。
インターンも就活も、相手は企業でありその裏には必ず人がいます。
相手の意図を汲み取ることが大切なのは、モノやサービスを売るときも、就活・インターンでも同じです。
優秀な人を低コストで採用したい
インターンの中にはその後の採用活動に直結するものが多くあります。
企業はインターン生を採用し一緒に働く中で、パフォーマンスの高いインターン生と出会いたいのです。
そして出来れば当然、「インターン後も一緒に働いてもらいたい」と思うわけです。
優秀な人があらかじめ分かっていれば、何十倍、何百倍の人数と面接をしたりしなくて良いので、コストも抑えることが出来ます。
企業側にとってインターンは優秀な人を低コストで採用できる確率の高い、コスパの良い戦略と言えます。
インターンを広告として使いたい
インターンを募集している企業は、就活サイトなどにも企業名を掲載したり、そこで企業自体についても知ってもらうことが出来ます。
これは単に採用を募集するより、早い段階で幅広い層に興味を持ってもらうことが出来ます。
またインターンの実績をつかって、働きがいや職場の雰囲気をアピールすることも可能です。
インターンを企業活動にうまく有効活用したい
インターン生には実践的な業務が依頼されることがあります。
これはインターン生に実際の仕事を知ってもらう、という意味があり重要なことです。
楽しい仕事ばかり見せてもらい、入社したら全然違う仕事だった‥というのはインターン生にとっても企業にとってもお互いに不幸です。
ただし業務を少しでも手伝ってくれたら助かる、というのも企業側の本音ではあります。
人が十分にいて、業務が全く問題なくまわっている企業は少ないです。
楽しい仕事ばかりでなく、時には雑務のような仕事もあります。
インターン生に雑務をさせるなんて、と思う方もいるかも知れません。
でもインターンを企業活動にうまく有効活動したいという考え方は、特別ネガティブなものではありません。
限られたリソースの中で結果を出していくために、効率性を求めるのは企業として当然です。
インターン募集側が給料を出す意図とは?
インターンを募集する企業の意図は理解することが出来ました。
では、企業はなぜそのインターンに給料を払おうとするのでしょうか。
インターン生も立派なチームの戦力と考えている
これは外資系企業ではよくありますが、インターンであっても、チームの戦力として働くメンバーの一員には給料を出すのが当然という考え方です。
これはインターン生にとってはありがたい話ですが、同時に結果を求められるということも覚えておいた方がいいでしょう。
インターン生にとって給料が出たほうが続けてもらい易い
短期はともかく、長期になると給料無しでインターンを続けることが難しくなってきます。
それは生活費のためであったり、早くお金を稼げるようになりたいという願望がインターン生側にあり、給料が出ないことに我慢できなくなるからです。
お金が続かないという理由で、長期で採ったはずのインターン生が短期で辞めてしまう。
これでは企業にとっては、優秀な人材を繋ぎとめられず、また次の採用のコストもかかってきます。
だから企業は、一度採用したインターン生が長く続けられるように給料を出すことがあるのです。
給料だけでなく、交通費などでも同じです。
意地悪な言い方をすれば、インターン生のためというより、企業の都合に合うように給料を出していると言えるかも知れません。
インターンの給料を調べる前にやるべきこと
給料をもらうためにインターンする?
インターンを選ぶ際に給料を気にするのが間違っている、と言っている訳ではありません。
ただその前に、インターンの目的をはっきりしておいた方が良いと思います。
インターンの目的は人それぞれです。
もしお金がメインで経験や自己成長がサブの目的であれば、アルバイトをした方が良いでしょう。
インターンと言ってもそれくらいコミットして臨まないと、欲しい結果は得られません。
給料がなくてもインターンする?
インターンに申し込む前に、もう一度自分に問いかけてみましょう。
給料が出なくても挑戦したいインターンなのか。
もう一度冒頭の質問を思い出してください。
50名の募集をかけ、その企業がインターンを募集する意図は何なのでしょうか。
本当にそこであなたの本来の目的が達成されるでしょうか。
もし自己成長が目的であれば、給料が出なくても1名の募集の方が目的を達成する可能性が高いです。
なぜなら、1名であれば企業側の目もしっかり行き届きます。
何より見返りにお金が絡まない分、あなたの成長したいという欲求に企業側は全力で応えてくれるはずです。
目的をはっきりさせてからインターン先を選んで欲しい
ここまで厳しいことを色々言ってきました。
気を悪くした方もいるかも知れません。
でも厳しいことを言うのは
“皆さんにせっかくインターンをするなら、多くの経験と成長をしてもらいたい”
と切に願うからです。
学生でも社会人でも、インターンをするために時間を捻出するのは簡単ではありません。
だからこそ一時の給料ではなく、自分の目標に近づくためのインターン先を選んで欲しいと思います。
我々SIFの提供するインターン
我々SIFはもともと国際貢献・社会貢献を通じて、学ぶ・成長したい人が集まって出来た組織です。
SIFのインターンでは、外資系出身メンバー、海外のフリーランス、日系大手企業の経営企画室で働くメンバーに刺激をもらいながら、SDGsに関わる事業の立ち上げが経験できます。
そして給料の代わりに、「圧倒的成長×楽しさ」の提供にコミットしています。
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