こんにちはRIKUHIROです。
今日は海外のSDGsに取組む企業でのインターンのお話です。
コロナウイルスが世界にひろがった今、海外に興味はあったけど関わり方が分からなくなってしまったという方も多いのではないでしょうか。
多くの方にとって海外は、旅行や留学・出張など実際に行って体験する・見るものでしたが、今はそれが難しくなってしまったからです。
今日はいつか自分の興味がある国や海外に関わる仕事をしたいと思っている方に、SDGsを切り口にしたオンラインインターンをご提案させてください。
ところで皆さんは海外のSDGsに取組もうと考えたことがあるでしょうか。
SDGsに取組もうと考える時に、多くの方にとってまず思い浮かぶのは自分の住んでいる国の課題だと思います。
ここであえて自分の住んでいない他の国の課題を選ぶということは、その国にすでに何かしらの強い関心があるということでしょう。
まだ海外のSDGsに取組むなんて考えたことがないという方でも、例えば留学に行ったことがある国、旅行先でまわったことがある国、友達がいる国、音楽やアートが好きな国が1つはあるのではないでしょうか。
なぜ世界のSDGsに取組むのか
ユニバーサル(普遍的)な視点を持つ人材が求められる
オンライン化で加速する海外進出に必要な能力
海外でビジネスをするということは言語や法規制、人間関係も日本とは異なる環境でビジネスをするということです。
ビジネスをする上での条件は国内市場に限る場合に比べ厳しくなりますが、それでも経済成長していく海外を有望市場と捉え、大企業からベンチャーまで海外進出を目指してきました。
そして今回の新型コロナウイルス蔓延の中で起きた大きな変化の一つ、オンライン化の加速はこの流れを後押ししビジネスの国境はますますなくなっていきます。
このような変化の多い環境でグローバルな成長を目指す企業にとって、海外で働いた経験とそこで得た能力を持つ人材は非常に価値があります。
つまり、これまで以上にボーダーレスにビジネスが出来るという能力は社会で求められていくと考えられます。
世界のSDGsに取り組むことで物ごとを世界基準で見る目を養う
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で17の目標、169のターゲット、さらにその下の232の指標から構成されています。
1. 貧困に終止符を打ち、2. 地球を保護し、3. すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすること
この3つを目的とし、発展途上国・先進国関わらず世界中が取り組むユニバーサル(普遍的)な取組みです。
SDGsという言葉自体はこの数年で広く知られ、カラフルなバッジを目にする機会も増えてきました。
ただ実際にSDGsを自分ごととして捉え、行動にまで落とし込んでいる人はまだまだ少ない印象です。
その一方で世界ではコロナを境に持続的な世の中-サスティナビリティとは何か、その重要性がより一層意識される中で、もはやサスティナビリティを無視してビジネスをすることは難しくなっていくと言われています。
冒頭にご紹介した通り、SDGsは決してそれぞれの国で独立したものではなく、ユニバーサル(普遍的)な世界の共通目標として存在しています。
この考え方を早期から取り入れ、SDGsをしっかり理解しておくことは今後ビジネスチャンスを獲得していく上で必須の条件になっていきます。
海外×SDGsに取り組むという相乗効果による巨大なリターン
海外とSDGsの考え方を持つ人材にこれから益々チャンスが回ってくるというお話をご紹介しましたが、この2つを掛け合わせることでさらに巨大なリターンが期待できます。
海外×SDGsに取り組むことでイノベーションに関わるチャンス
このSIF JournalではフィジーのSDGsレポートの分析をしていますが、各項目に必ず出てくるのが海外とのパートナーシップです。
海外とのパートナーシップでは、自国だけでは見えない新しい社会課題が見えたり、自国にしかない技術を提供し新たなソリューションを生み出す大きな可能性があります。
ここに海外×SDGsでイノベーションを起こすチャンスがあり、国内とは違った面白さがあります。
言語や法規制など、国内に絞ってビジネスをするよりもハードルは多くなりますが、イノベーションにリーチできる確率はグッと高まります。
そしてキャリアアップを考える人たちにとっては、何よりイノベーションを起こそうとする環境で切磋琢磨し働くことができたという体験こそが、将来仕事をしていく上での最大の財産になります。
海外×SDGsに取り組むことで自分の市場価値を高める
インターンをせっかくせっかく始めるなら、これから仕事をしていく上での自分の強みを発見・習得できれば更に効果的です。
強みをつくっていく上で大切なのが、ライバルとしっかり差別化出来ているかというポイントです。
海外もSDGsもこれからのキーワードになるというお話をしましたが、これを掛け合わせることで圧倒的にあなたの強みがパワーアップします。
例えば働く人のうち海外市場で働く人が全体の10%、SDGsをテーマに働く人が全体の10%だとします。
どちらかをやっている人は市場で10%しかいないという価値になります。
でももし海外もSDGsもやっている人はどうでしょうか。
この場合は10%×10%で、この人の価値は市場で1%、つまり100人に1人の人材ということになり組合わせることで自分の市場価値を大きく高めることが出来ます。
このように、海外×SDGsのようにイノベーションが起こせる環境で働く体験そのもの、そしてそこで得られる特殊な知識や力といったユニークさが強みとなり皆さんを貴重な人材にしてくれます。
海外×SDGsに取組むリスク
次に海外×SDGsに取り組むリスクがないか考えていきましょう。
現地での知識や体験が少ない
これは海外ビジネスにはつきものですが、自分の育った環境ではない国の社会課題を手触り感を持って把握することは簡単ではありません。
例えば教育分野であれば、自分が日本で教育を受けてきた場合は日本のSDGs4-質の高い教育をみんなに-について既に知識と体験がありますが、海外の教育を受けたことがなければ想像するしかありません。
ただ、今はオンライン化が進んでいるので2次的情報を取得することには困らず、現地へのインタビューやミーティングもオンラインで可能になっていればむしろ以前よりも生の情報を得ることが出来るようになりました。
このようにオンライン化が進んだことにより情報が取得し易くなり、海外市場を対象としたビジネスの環境は大きく改善していると言えます。
商習慣・価値観の違いの壁
海外でビジネスをする上で最初に思い浮かぶハードルは言語ですが、確かに海外でビジネスをする上でその国の言語は知っているに越したことはありません。
ただし今は自動翻訳ソフトも充実してきましたので、知らなくても以前よりは大きな課題にならなくなってきました。
言語以外にも法規制などについても越えるべきハードルがありますが、ここにもエキスパートが存在しますので彼らをうまく活用することでリスクを抑えることは出来ます。
ただ一方で、深くビジネスをする程最も高いハードルになり得るのが商習慣や価値観の違いです。
例えば日本人は世界の中でもよく働く国民であることが知られていますが、同じ働き方を他国の人ができる訳ではありません。
取引においても効率性を重視したり、独自の関係構築からビジネスに入る国もあります。
また、日本では喜ばれる・ニーズが高いことが海外では全く違うということもよくあります。
特にSDGsに関しては国の習慣や国民性によっても方向性が異なるので、価値観が違う人々とビジネスをしているということをしっかり念頭におく必要があります。
このように言語や法規制の見えやすい壁に加え、相手の習慣やニーズを読み取ることが海外のSDGsに関わる上で最もハードルになることは覚えておくといいと思います。
次の項目ではこのハードルを解消するにはどうしたら良いかを考えていきましょう。
オンラインインターンで海外×SDGsに取り組む準備をする
そもそもなぜオンラインインターンなのか
インターンにおいても非対面・オンラインでの募集は増えてきています。
出来れば従来の対面式でのインターンが良かったと思う方もいるかも知れませんが、オンライン化したことによるメリットもたくさんありますのでポジティブに捉えましょう!
例えば、今まではインターンするために住む場所を変えなければいけなかったり、今の生活スタイルを大幅に変えなければならなかったと思います。
それに対してオンラインであればどこからでもアクセスが可能になり、選択肢が大きくひろがってきます。
コロナで自由に身動きができない今だからこそ生まれたオンラインインターンは、コロナ後の働き方にうまく適応しているという点からも今後も非常に有効な手段です。
オンラインインターンのメリットについては別の記事にまとめてありますので、こちらもご覧下さい。
オンラインインターンで海外×SDGsのビジネスノウハウを習得
デメリットであげた商習慣や価値観、そして海外とのコネクションはなかなか自分1人で身につけることは出来ませんし時間もかかります。
しかし既にこのノウハウがある企業にインターンをすることが出来れば、このノウハウを使ってビジネスをしたり学ぶことが出来ます。
長い年月をかけて蓄積したノウハウを学べるのはインターンの大きなメリットの1つですが、学びにくいノウハウであればあるほどその価値は高まっていきます。
オンラインインターンで海外×SDGsに取組む仲間を見つける
海外のSDGsに関わろうと思う方はきっと強い意志がある方だと思います。
しかし海外のSDGsに目を向けて働いている人はまだまだ多くありませんし、爆発的に増えるものでもないので出会うことは簡単ではありません。
そんな中でインターン先もしくはパートナーにはきっと同じ志を持ち、将来活躍していく仲間がたくさんいるはずです。
今はSNSで探すこともできますが、お互いを深く知り連続的な関係を築く上ではインターンが有効な手段であることに変わりはありません。
このように、インターンは自分と同じ志を持つ貴重な仲間を見つける大きなチャンスという側面もあるのです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今まで海外のSDGsに関わって働くことに興味の無かった方もあった方も、インターンを挟むことによって手が届きやすくなるイメージが湧いたでしょうか。
気になった方はまずはネットでも良いので、どんな企業が募集しているか調べてみることをオススメします。
また、今ご覧になっているSIF Journalは海外、特にフィジーのSDGsを切り口に事業を始めようとしているSIFというチームが中心になりつくっており一緒に活躍してくれる仲間を募集中です。
なぜフィジーなのか、というお話についてはこちらの記事をご覧ください!
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