忖度と気遣いの違い ー代表Akiさんとインターン生の会話から学ぶー

目次

忖度とは「相手に合わせる」こと、気遣いとは「相手を思いやる」こと


Akiさん:「皆さん、”忖度”ってどういう意味だと思いますか?」

インターンH:「その人に合わせることですかね。」

インターンS:「自分の意見がなくて、周りの期待に合わせて行動することだと思います。」

Akiさん:「なるほど。それじゃあ、”気遣い”と”忖度”の違いって何だろう?」

忖度は目的から逸れてしまう行動


インターンH:「気遣いは相手を思いやって行動することで、忖度は相手に合わせて意見を変えてしまうこと?」

Akiさん:「いい線いってるね。両方とも、相手を意識して行動しているけれど、”忖度”は目的から外れてしまいがちなんだ。つまり、“Right things”を忘れて、”Right way”ばかりにこだわってしまうってこと。」

インターンS:「それってどうして悪いんでしょうか?」

Akiさん:「一番悪いのは、目的から離れてしまうこと。そして、上司にとっても価値のないものになってしまうこと。最後に、自分たちが仕事をしていて楽しくなくなってしまうってことだね。」

仕事の8割は「忖度」できてしまう — だからこそ、判断基準を持つことが大切


インターンO:「では、どのように仕事を進めたら、忖度なしに上司にやりたいことを伝えられるでしょうか?」

インターンH:「その仕事の目的や背景とともに結論を話せばいいのではないですか?」

インターンS:「上司に事前に判断基準を聞いておけばいいのでは?」

Akiさん:「その通り!まとめると、”自分の言葉で話す”、”自分のwantで決める”、”判断軸を明確にする”ってことが大切。特に一番重要なのは、客観的な判断軸だよ。」

主観的な判断基準を持つのは良いが、伝えるときは客観的に言い換えよう


インターンO:「客観的な判断軸…?」

Akiさん:「客観的な判断軸を持つと、仕事をどこでも楽しくできるヒントが見つかる。だから、今回のミーティングではどんな判断基準が大切になると思う?」

インターンH:「最後までそのタスクを完遂できるかが大切だと思います。」

インターンO:「私は、スケールアップの可能性が判断基準かな。」

インターンS:「費用対効果とか?」

主観と客観の違いを理解することが仕事を楽しくする鍵


Akiさん:「今出してくれたのは、みんなの主観的な判断基準だよね。それでいいんだ!仕事を楽しくするためには、主観的な判断基準を持つことが大事。でもそれを上司に伝えるときは、いかに客観的に言い換えるかがポイントなんだ。」

インターンO:「例えば、どう言い換えるんですか?」

Akiさん:「さっき出してくれたのを言い換えてみよう。たとえば、”最後までタスクをやり遂げる”ってのは…?」

インターンH:「顧客満足度が上がる?」

Akiさん:「そう!会社の信頼度を上げる、とかね。つまり、考えるときは”Right things”で考えて、伝えるときは”Right way”で伝える、ってこと。」

完全な客観は存在しないが、「共通の判断基準」で伝え方を整えれば、どこでも通用する


インターンO:「主観と客観の違いを理解するのが難しいですね…」

Akiさん:「完全な客観なんて存在しないよ。客観は、主観の積み重ねで作られるものだから。だから、自分たちが納得できる判断基準を明確にすることが大事なんだ。就活でも同じだよね。A社B社を比較して選べないときは、判断基準を決めれば自然と決まる。」

インターンS:「Wantベースの判断基準を決めたとき、その優先順位はどうやって決めたらいいんでしょうか?」

Akiさん:「判断基準を決めるための、さらに上位の判断基準を作るといいね。あとは、上司に事前にどの判断基準が優先されるかを確認しておくことも大事。」

判断基準を持てば、意思決定が楽になる


インターンH:「私、意思決定が弱いことがコンプレックスで…。でも、この方法を使えば、その弱点も克服できそうです。」

インターンO:「アンミカさんが”人生は選択の積み重ね”だって言ってましたけど、確かに判断基準を持てば、自分の選びたい方を選べそうです。」

インターンS:「アカデミー生に話している内容と一緒だと気づきました。判断基準ってフレームワークみたいなものですよね。でも、自分の言葉で考えないと意味がない。」

Akiさん:「その通り。判断基準をしっかりと考え、それを言語化できれば、どんな仕事でも楽しく、そして成果を出せるよ。」

まとめ:判断基準を持つことで仕事は楽しくなるし、どこでも通用する


こうして、インターン生たちは「忖度」と「気遣い」の違いを理解し、主観と客観のバランスを保つ方法を学びました。

次回のミーティングでは、インターン生たちがこの学びをどう活かすのか楽しみですね!

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