こんにちわRIKUHIROです。
今日の話題はFIREです。
一度は耳にしたことがある方も多いと思いますが、FIREとは「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」の頭文字です。
簡単にいうと、若くして経済的に自立し、早期リタイアを実現する生き方です。
米国発で欧州に広まり、ここ数年で日本でも多くの方が目指していたりします。
皆さんはFIREについて、例えばこんな風に思っていないでしょうか。
- 自分も労働から解放されて自由に暮らしたい
- 給料が高く、特別な人だけが許されるご褒美みたいな生き方
- 働かない生き方をしたいだなんて、ただのわがままに聞こえる
テレビやSNSでは、FIREした人が資産額や達成した年齢などを語ったり、誰にでも出来ると思わせるような解説をしたり、現実味のあるようなないような話が飛び交っています。
ところで、世の中の人はなぜFIREを目指すのでしょうか。なぜFIREを嫌うのでしょうか。
実はこの部分が最も大切なのですが、日本の記事ではサラッと触れられてすぐに手段の方に話が移りがちです。
今日はFIREを語る時に最初にすべき大切な話をした上で、FIREを考える上でも社会人インターンが非常に相性が良い理由をお話しします。
またFIREが話題になるずっと前からこの考え方を実践しているとも言える、フィジー人の思考法にも触れていきます。
FIREを目指す人も目指さない人もこの記事を最後まで読んで頂ければ皆さんの次の行動が自ずと見えて来るかも知れません。
FIREを目指す理由とは
コロナが蔓延し生活が大きく変化し、世の中の話題も大きく変化しています。
特に増えたのは、時間とお金についての話題ではないでしょうか。
- リモートワーク・外出自粛で生まれる新しい時間
- 将来に備えた貯蓄・投資
どちらも毎日のように耳に入るトピックスですが、この両方に関わり最近注目されるのがFIREです。
でもよくある情報は、どうしたらFIRE出来るのか、実際にFIREした体験など、いわゆるHowの部分で、whyの部分はあまり話題になりません。
最もよく目にする理由(why)は、上下関係からの解放、給与や時間に縛られた働き方からの解放といったものですが、では解放された後のプランはどうなっているのでしょう?
例えばずっと我慢していた趣味の時間に充てる、焦らないゆったりとした時間を愉しむ、といったところを挙げる人が多いようです。
なぜそうなるかと言うと、FIREするまでの道のりがそれなりに過酷で長く、そのプロセスからの開放感が待ち遠しいからです。(プロセスを優しく解説した情報は多いので知りたい方は調べてみてください)
人生をコントロールするという発想
しかしそれほどの努力をしたにも関わらず、実際にFIRE出来る状態になった人の中にはその生活に満たされなかったり、不安を感じたりするケースも多いようです。
では何が欠けていたのでしょうか。
おそらく自分が本当に幸せを感じる瞬間、それを長期的に持続させる時間とお金の使い方をイメージし切れていなかったのではないでしょうか。
例えば働くのがイヤだと言う人も、どんな仕事もイヤな訳ではなく、誰かの役に立ちそれを感じられる仕事なら時間を捻出してでも進んでやるかも知れません。
つまり自分にとって精神的・肉体的に負担となる仕事から解放されるのであって、自分や社会の幸せに繋がる仕事に時間とお金を充てていくということが1つの選択肢になってきます。
いくらやっても飽きない、やっている時が楽しく幸せを感じる、そんな仕事。
これを見つけておくことこそが、FIREを目指す上で欠けてはならないピースなのです。
「サイドFIRE」や「セミFIRE」という言葉もありますが、リタイアしても働くという点だけでなく、そこにしっかり社会に貢献したり自分を含めて誰かの幸せをつくれるかというビジョンがあることが大事なポイントです。
経済的自立を達成することで、私たちは感謝の念を持ってキャリアの段階を去り、自分たちがコントロールできる人生にステップアップするのです。
Tania Fester
フィジー的幸福論とFIRE
ここでちょっと参考にして頂きたいのが、我らがフィジー人の思考法です。
フィジー人がなぜ幸福度No. 1なのか、というよりどういう尺度で測るとそうなるのかについては非常に面白いのですが、語ると長くなるのでこちらの記事をご覧になって戻ってきてください!
つまり主観的に世界一幸せということなんですが、実はこれがFIREした後の人生を豊かにするヒントです。
FIREで得た自由で何をしたいのか、FIREは何かを目指すための手段であってそれ自体が目的ではないはずです。
何が自分にとっての本当の幸せなのか、時間があることなのかお金があることなのか、それとも夢中になれることがあることなのか。
FIREするしないに関わらず、ここにしっかりこたえられることが主観的幸福度が高い生き方への一歩ではないでしょうか。
そしてむしろ主観的幸福度が高まる方法さえあれば、リタイアせずに幸福度を高めながら働けば良いわけです。
つまり幸せになるという点にフォーカスすれば、必ずしもFIREだけが手段ではないという結論になります。
フィジー人はまさにそれを身をもって教えてくれています。
まずは副業や社会人インターン
皆さんは今の仕事を一生続ける気がないとして、仕事をやめて自由になれたら何をするでしょうか。
旅行に行ったり、大事な人と過ごしたり、好きなだけゲームをしたり…
たしかに楽しそうですが、多くの人にとってただ浪費する時間は辛いもので、趣味に没頭できる時間にも限界がきます。
では何をするのがオススメかと言うと、今回ご紹介した自分が楽しいと感じられる、幸せになるための仕事を見つけるという考え方をもつことです。
FIREを目指すにしても目指さないにしても、この考え方をしている人は自分の人生を豊かに出来る可能性が高いです。
ここまで読んで頂き、自分の幸せに繋がる仕事ってなんだろう、どこで見つけられるだろう。と思い始めた方は、まずは色々試してみてください。
学生のうちからFIREを目指すといういうよりは、一度就職をしてから、という方が多いかと思います。
一方で社会人に色んな仕事を試してください、というのは少し前なら難しかったかもしれません。
でも今はいきなり転職まで踏み込まなくても、副業や、社会人でも出来る社会人インターンという形もあります。
またデジタル化が急速に進み、これからはオンラインで始められる自由度の高いサービスも溢れてきます。
インターン先にも種類は豊富にありますがこれまでと違った何かを求めるという方には、SDGsを切り口にしていたりNPOが舞台といった募集もお勧めです。
例えば今ご覧のSIF Journalも僕たちSIF(Social Innovation Fiji)のメンバーが、フィジーの社会課題を解決したい、フィジーの考え方を学びながら日本を変えたいという想いからインターンや友人の呼びかけなど様々な関わり方で集まりつくっています。
もしこの中の記事が皆さんの心に響けば、皆さんが没頭できる活躍の場をSIFで一緒に探しましょう!
ちなみにFIREを目指している団体ではありません(笑)
少しでも皆さんが自分の働き方や生き方を考えるきっかけになれば幸いです。
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