こんにちはRIKUHIROです。
学生さんの中には就活されている方も多いかと思いますが、そろそろ面接も本格的にスタートする時期になりました。
僕は5年間のアメリカ駐在期間を終え、ふだんは事業全体の戦略企画立案に従事していますが、その一方で、面接官という立場で就活に関わっています。
駐在前も含めると5年以上企業側から学生さんを見てきています。
今年は特にコロナ後の特殊環境にあり、中にはこんなことを考えている学生さんも多いのではないでしょうか。
- サークルやアルバイトが思うように出来ず、自己アピールが薄く面接官との応答が不安
- コロナの前と後では企業側の求める人物像も大きく変化し、何を見られているか分からない
- コロナ後の不況で採用が絞られ、高学歴や成績優秀な学生しか採らないんじゃないか
- オンラインでは本来の自分の良さが存分に伝わらないのではないか
確かにこれからの就活は今までと変わる部分も多いので、学生さんも大変かと思います。
でも面接官をさせて頂いている立場からすると、就活が変化する中で考えなければいけないことは上に書いたようなこととは別のところにあります。
今日はたくさんの学生さんを見てきた立場で、コロナ後の就活に挑む今だからこそ心にとめておいてもらいたい大切なこと、そしてオンラインインターンという手段が今後ますます就活の鍵となるというお話です。
コロナ後の就活で企業が重視すること
ギグワークや副業といったワードがひろがり、自分の時間やスキルを市場で取引できる環境になりつつあります。
これからは仕事を切り分け、企業の外にいるリソースに分散出来るようになります。
つまり従来の単純な作業だけでなく、特殊な能力や資格が必要な仕事でさえもどんどん企業の外に出ていきます。
そう考えるとこれから企業は今まで社員に求めてきたスキルではなく、一緒に何かを目指せるか、という点を最も重視するようになります。
同じビジョンに共感し共に目指す上で、企業が重視するポイントは3つです。
- 論理立ててゴールを考える力
- 自発的に行動し推進する力
- 相手を重んじるコミュニケーション力
色々な言い方をしていますが、大体この3つに集約されます。
この3つに共通しているのは、不確実性の高い社会において成果を出すための力です。
やみくもに進んで何とかなる時代は終わり、これからは自分で目指す場所を考え仮説と検証を繰り返しながら一歩ずつ前進する力が必要になります。
そしてそこには必ず人との関わりがあり、1人では達成できない大きな成果を目指すためのリーダーシップが求められてきます。
なぜ就活生にオンラインインターンがオススメなのか
変化に適応するチャレンジ精神が十分伝わる
ここでまずお伝えしたいのは、コロナがあってもなくてもエピソードの大きさやジャンルは合否にあまり関係ないということです。
企業側は人となりを知りたいのであって、その切り口として色んな質問をしてきます。
これはオンラインでも対面でも、本質的には変わりません。
自己アピールにエピソードの大きさは関係ないと書きましたが、そうは言っても就活生を見ていると自分をアピールする方法をよく考えているなぁと感心する学生にも出会います。
確かに皆さんもコロナによってやりたかったことが出来なかったり、今でも制限がたくさんあると思います。
でもそれは就活生皆んなに起こったことです。
従来の模範回答が通じなくなったという意味では、むしろフェアな状況になったのかも知れません。
オンラインしかない環境で何が出来るのか、オンラインの環境だからこそ出来るようになったことはなにか。
その最もシンプルな例がオンラインインターンだと思います。
例えば僕の時代は地方在住の学生が都内に来て面接やインターンをしたり、都内から地方に行くのはとても大変でした。
でも今ならどこからでもデジタル空間でアクセス可能なインターンがあるので、可能性はむしろ広がったと言えます。
つまりオンライン化を悲観的に捉えるのではなく、就活の準備期間にもオンライン化をうまく使い他の就活生との差別化をするのです。
企業側も色々なオンラインツールを用意しインターンの環境を整えていることから、自分から行動すれば就活だけでなく将来のキャリアに向けた大きなチャンスを掴むことが出来ます。
活躍する姿を具体的にイメージしてもらえる
このように発想の転換ができて、それを行動に移せる人財を求める企業はこれから増えていきます。
そしてそれを実践し、企業にあなたが活躍する姿を具体的にイメージしてもらえる力が身に付く一つの方法がオンラインインターンです。
コロナで様々な行動や活動に制約がある中で、オンラインインターンは制約がなく広がる可能性のある領域です。
例えば自発的に考えオンラインインターンを始め、行動力・自主性があることを企業側に伝えることが出来れば、入社後もあなたが課題意識を持って自分から行動し働くイメージが明確に伝わります。
あとは具体的に何にチャレンジしてきたのか、どのような経験を積んできたのかを説明することが出来れば、企業側が知りたいポイントをおさえることが出来ます。
オンラインインターンで実現すべきこと
やりたいことや目標に合ったインターンを選ぶ
コロナで大きく変わったことの一つに、海外に行きづらくなったことが挙げられます。
もともと海外で働くことに興味はあるけど、今は難しいから‥という方もいるかも知れません。
確かに今、絶対海外で働きたいです!というアピールを全面に出すと、ちょっと約束は出来ないなという企業もあるでしょう。
(言い方は考える必要がありますが)だからと言って諦める必要はなく、自分のやりたいことは環境によってムリに変えない方が良いです。
仕事は人生の中で大きなポーションを占めます。
やりたいことがあるのに抑え込みながら働くことは、働き方だけでなくその人の生き方、人生の豊かさにも大きく影響してきます。
僕はもともと海外志望でしたし、実際海外の人たちと働くことがとてもワクワクします。
では今は海外に行けないからつまらないかというと、テレカンファレンスを使い以前よりもアクセスし易く、コミュニケーションもむしろ以前より上手く出来ているような気がします。
もしあなたが海外で働くことを目指しているなら、今は難しいからと言って諦めず目標に合ったインターン先を選びしっかり準備をしましょう。
理想の働き方を実践している人と出会う
就活生の話を聞いていると、こんなことをして社会貢献したいです!と言ってくれることがよくあります。
でも自分も含め、意識していないと、いざ働き始めた時にだんだんその気持ちは忘れたり薄れていってしまいます。
仕事をしていると他に心を奪うものがありすぎます。
会社からの評価、昇進、給料、慢性化、、こんな感じでだんだん仕事も楽しくなくなっていきます。
でもそんな中でも、仕事を楽しみ生き生きと働いている人たちはいます。
この人たちはきっと自己成長やただ働くことが好きなのではなく、世の中を変えたいとか社会課題を解決したい、という熱い思いがある人が多いのではないでしょうか。
特にコロナが世の中を騒然とさせた今、SDGsやサーキュラーエコノミーといったキーワードで事業方針を立てる大手企業、社会課題の解決に挑戦する勢いのあるスタートアップ、社会起業も増えつつあります。
コロナ後には副業が当たり前になり、リモートワークが浸透し始めました。
新しい働き方を余儀なくされる中で、今までの働き方に疑問を感じ、人生の中での仕事のバランスや仕事に求めることも変化しています。
僕も実際に、このコロナで自分の働き方や生き方を見直した1人です。
この数ヶ月で自分の考え方もだいぶ変わり、今は楽しいと思える仕事と、生活との良いバランスを取れるようになってきました。
これから内定が出て入社を待つ方、もしかしたら来年に向けて就活の準備を始めるという学生さんもいるかも知れません。
ぜひ今この時間に、オンラインを使って理想の働き方を実践し生き生きしている人に会ってみてください。
そしてもう一つ出来れば、少しでも実際に企業に入って働くことを体験してみてください。
時間は限られていても、調べればチャンスはたくさんひろがっています。
ここで得た体験は就職活動だけでなく、どんな働き方を選ぶにしてもきっと皆さんの糧になると思います。
最後に
ここまで読んできて、なんとなく分かったけど何から行動すれば分からない、もう遅い気がする、という方もいらっしゃるかも知れません。
僕は就活生ではありませんが、このSIFというオンラインでのインターンを通じて自分の働き方、生き方を大きく見直す挑戦をしています。
もし皆さんが他のページもご覧になって少しでも興味を持って頂ければ、ぜひ一緒に就活や働き方・生き方について考えていきましょう。
短期間でも成果が出なくても、何かをやってみた、という話は必ず耳を傾けてもらえます。
冒頭にもお話ししましたが、どんな結果を出したかではなく、どうして始めたのか、どのように行動したか、の方が大切です。
それが自分の良さを相手に見つけてもらう一つの方法ではないかと思います。
こちらにSIFの活動についてもご紹介させて頂きますので、少しでも興味がでた方はご連絡ください。
海外勤務・外資系企業で働いていた仲間・海外のフリーランスなど様々な人が熱く、時に緩く、真面目に楽しく活動しています。
それでは、皆さんの就活がうまくいきますように!